5月14日、大安の日に仏式にて地鎮祭を行いました。
天台密教では穴中作法にて行われます。
簡単にご紹介しますと、と言っても全て副住職に教えて頂いたのですが(笑)、祭場は北向きに仏像を安置し、四隅に青竹を立て、注連縄(しめなわ)で囲って結界をつくり、結界内に105cm四方、深さ30cm程度の穴を掘り、90cm四方の木の箱を安置します。またその手前に畳を敷き導師が真言を唱える場とします。
式の流れは、奉書紙を敷いた木箱に輪宝(りんぼう)を納め真言を唱えながら橛(くい)を打ち、様々な供物を納めていきます。その後、浄砂にて穴を沈埋し、焼香をあげて閉式となります。また式の後に木箱は蓋をされ、新しく建てる建物の中央に埋め直します。
追記
より詳しい様子がお寺のホームページで紹介されていました。
前日からの大雨で祭場はぬかるみになってしまい、参列者には本堂から式を見守って頂こうかなど心配をしていたのですが、式が始まる頃には雨はすっと止み晴れのなか式をとり行なうことが出来て本当に良かったです。
いよいよ次の吉日である26日からは着工になります。気を引き締め直して監理に努めたいと思います。
余談になりますが、ご住職は会津に縁のある方で、内祝いに会津のお酒末廣をいただきました。末廣酒造さんは嘉永倉など、父親の設計事務所で関わらせて頂いており、私も何度かお手伝いさせてもらったご縁のある酒造さんだったのでなんだか嬉しかったです。