(更新)小田山西蓮寺 本堂照明改修 works 2025.08.302025.11.13 所在地 :福島県会津若松市基本計画:25/03 – 25/05工事期間:25/06 – 25/07設計監理:秋月建築研究室(秋月孝文)施 工:川島工務店(川島清)撮 影:秋月建築研究室(秋月孝文) □ 周辺環境|敷地周辺は七日町通りから一歩離れたエリアで、城下町の雰囲気を持ちながら、比較的静かな住宅地です。周囲には寺院や蔵作りの建物など歴史的建築が点在しています。 □ 計画の概要本堂は、人々が心静かに向き合う場所です。 その空間に求められるのは、あたたかさや安心感、そしてやさしく包まれるような明るさです。 打合せの中で伺った「本尊の阿弥陀如来は“光明”を象徴している」という言葉が、今回の照明計画の出発点となりました。2027年に予定される蛍光灯の生産終了を契機に、既存の吊り下げ照明を撤去し、LEDを用いた建築化照明へと刷新。 やわらかく拡散する光が広がり、光源を感じさせずに空間全体が自然な明るさに包まれるよう設計しました。今回の改修は、照明環境の更新にあわせて空間の質を見直す取り組みの一例でもあります。歴史ある本堂の静けさを損なうことなく、現代の技術で「光明」というテーマを受け継ぐことを目指しました。寺院や本堂の照明改修・LED化を検討されている方にとっても、ひとつの参考事例となれば幸いです。 照明オフ 照明オン 照明オフ 照明オン 改修前1 改修前2 改修前3 阿弥陀如来浄土真宗では、「光明」は阿弥陀如来の徳を示す中心的な象徴の一つです。特に:『無量寿経』などにある「無量光」「無辺光」などの光明は、阿弥陀仏がすべての衆生を包み込む慈悲の象徴。親鸞上人も『教行信証』で光明のはたらきを重視しており、「煩悩にまみれた衆生が、そのままで救われる」ことを支える概念でもあります。