建築ができるまで|Case.1 木造平屋

建築ができるまで
建築工事がどのように進んでいくのか、現在工事中の木造平屋の店舗を実例に工事の様子を紹介したいと思います。
 
工事の進捗に合わせて更新できればと思います!

店舗などクライアントの意向によってやらないこともあります。

今回は行わなかったので、代わりに過去の記事を紹介します。

 ・福昌寺客殿 
 仏式(天台宗)で行いました。起工式ということもあります。仏壇風の祭壇に香炉や仏具を据え、仏前で日頃のご縁への感謝を表しつつ、工事安全と完成後の安寧、先祖・縁者の加護を誓います

 ・澁川クリニック 
 神式で行いました。敷地の四隅に竹を立て、しめ縄で祭壇を囲い、米・酒・塩・海の幸・山の幸の五種の供物を捧げます。八百万の神々に対して土地を鎮め、工事中の安全と家屋の繁栄を祈願します。

地縄を張り建物の位置や水平方向を確定させます。
場合によって地盤改良などをこのタイミングで行います。基礎をつくるため根切り工事で所定の深さまで掘り、地業工事で地盤面を固め、不同沈下を防ぎます。配筋工事を行い、コンクリートを打設すると基礎工事の完成です。

基礎の立上りが出来てきました!
全体の間取りが可視化され、人の動きなど空間イメージが湧いてくるのではないでしょうか。
写真は、立上り部分のコンクリートを打設した後に、精度の高い水平を出すためレベリング材を流してもらっている様子です。

基礎工事が完成したら、建方(たてかた)工事に入ります。土台を敷き、柱・梁を組み棟上げます。上棟式を行う場合はこのタイミングで行います。また上棟式の前後に屋根工事を行うことが多いです。
 ・福昌寺上棟式

木の柱・梁が組みあがり建物の“骨格”がいよいよ姿を見せました。
柱や梁が組み上がるこの段階は、建物の「骨格」が現れ、空間のスケール感が一気に見えてくる瞬間でもあります。
秋月建築研究室  - A . A . L a b